ELIOS3による狭小空間調査・点検のご紹介
2024.4.2
今日は弊社の代表的なサービス、ドローンによる狭小空間調査・点検についてご紹介します。
たとえば、煙突・埋設管・タンク・ボイラー・ダクトといった設備の内部や規模の大きい暗渠や下水管内部などといった場所で、リスク面から人の立入りが困難であったり、可能だったとしても非常に時間がかかるケースがあるかと思います。そんな時、リスクとかかる時間を大幅にカットできるドローン調査・点検が有効です。
弊社はELIOS3という種類の機体を用いて狭小空間のドローン調査・点検を行っております。まずはELIOS3の装備について、以下に紹介します。
ELIOS３の装備①「カメラ」
狭小空間専用ドローン「ELIOS3」の装備紹介の一つ目は、カメラです。ドローン調査・点検に必須の装備ですね。ELIOS3のカメラはプロペラの起動と同時に自動的に録画が開始され、プロペラの停止とともに止まります。フルHDまたは４Kでの撮影が可能で、動画を回しながら静止画の撮影もできます。
ELIOS3の装備②「ライト」
人が入れない場所や狭い空間の調査・点検を目的とした機体ですので、ライトも完備しています。明るさは最大で16000ルーメンあり、これは大体、自動車のヘッドライトと同じくらいなので明かりの全くない暗闇の中でもしっかりと撮影が可能です。
ELIOS3の装備③「ライダー」
ELIOS3最大の特徴がライダーの搭載です。飛行しながら、飛行した場所の三次元点群データを収集し、３Dマップを作成します。これによって、人が立ち入れない場所がどういった形状になっているのか、といったことまで知ることができる機体になっています。点群マップは飛行中にリアルタイムで送信機のタブレットに表示されるほか、Inspectorという専用ソフト（無料で使用可能）で閲覧可能です。また、このライダーを活かしたSLAM技術により、基本的に非GPS環境となる屋内・狭小空間においても、抜群の飛行安定性を実現します。
ELIOS3の装備④「球体ガード」
全方向の球体ガードを装備していることで、壁面などにぶつかっても墜落せず、飛行を継続することができます。管渠や設備内部の狭い所を飛行する関係上、通常のドローンのようにプロペラがむき出しの状態では、障害物などにぶつかった時、すぐに墜落してしまいます。ELIOS3は、プロペラ側面を外に出さない機体形状に加え、全方向の球体ガードを装備することで、障害物にぶつかっても大丈夫なのはもちろんのこと、ぶつかりながら進んでいくこともできます。
ELIOS3の装備⑤「電波延長ケーブル」
人が入れない場所を飛ぶことが求められる機体なので、送信機からの電波が届かない環境で飛行することも多いです。そんなときに、パイロットが送信機を持って飛行空間に入って行かなくてはならないのでは、意味がありません。ELIOS3にはレンジエクステンダーという電波延長ケーブルがあり、送信機につないだレンジエクステンダーの先端部分を飛行エリアへ投入することで、安定的な電波供給を行います。これによって、人は安全な場所からドローンを飛行させることができます。
以上、ELIOS3の装備についての紹介でした。
続いて、弊社が直近で取り組んだ事例二つをご紹介します。
①煙突点検
工場の煙突内部を点検させていだきました。煙突はELIOS3の得意案件です。煙突内側のスクリーニング撮影を実施し、状態の確認を行いました。約35ｍの煙突で内側を四分割して撮影し、その後、依頼者様の気になる箇所を集中的に撮影して２時間ほどで終えました。
②埋設管内部調査
人が立ち入れない埋設管内部調査のお手伝いをさせていただきました。一度も人が立ち入ったことがないらしく、ELIOS3にうってつけの案件でした。内部の映像を安全上行ける限界まで飛行して撮影するのが目的の一つ。もう一つは、埋設管が地上のどの辺りを通っているのか、明らかにすること。ELIOS3には、ライダーが装備されているので、そうしたことも可能なのです。
具体的には、管内の撮影と同時に取得した点群データと、それとは別に地上で点群データの取得を行い、それら二つの点群データを重ね合わせることで、地下を含めた３Dマップを作成するというものでした。
管内の状態から、想定よりも短距離の飛行しかできませんでしたが、点群データの合成により、管の延長方向を割り出すことに成功しました。
いかがでしたでしょうか。
人が入れない場所、狭い場所、危険な場所、そういった場所の調査や点検にお困りでしたら、是非弊社にお問い合わせください。
まずはご相談だけでもお気軽にどうぞ！
たとえば、煙突・埋設管・タンク・ボイラー・ダクトといった設備の内部や規模の大きい暗渠や下水管内部などといった場所で、リスク面から人の立入りが困難であったり、可能だったとしても非常に時間がかかるケースがあるかと思います。そんな時、リスクとかかる時間を大幅にカットできるドローン調査・点検が有効です。
弊社はELIOS3という種類の機体を用いて狭小空間のドローン調査・点検を行っております。まずはELIOS3の装備について、以下に紹介します。
ELIOS３の装備①「カメラ」
狭小空間専用ドローン「ELIOS3」の装備紹介の一つ目は、カメラです。ドローン調査・点検に必須の装備ですね。ELIOS3のカメラはプロペラの起動と同時に自動的に録画が開始され、プロペラの停止とともに止まります。フルHDまたは４Kでの撮影が可能で、動画を回しながら静止画の撮影もできます。
ELIOS3の装備②「ライト」
人が入れない場所や狭い空間の調査・点検を目的とした機体ですので、ライトも完備しています。明るさは最大で16000ルーメンあり、これは大体、自動車のヘッドライトと同じくらいなので明かりの全くない暗闇の中でもしっかりと撮影が可能です。
ELIOS3の装備③「ライダー」
ELIOS3最大の特徴がライダーの搭載です。飛行しながら、飛行した場所の三次元点群データを収集し、３Dマップを作成します。これによって、人が立ち入れない場所がどういった形状になっているのか、といったことまで知ることができる機体になっています。点群マップは飛行中にリアルタイムで送信機のタブレットに表示されるほか、Inspectorという専用ソフト（無料で使用可能）で閲覧可能です。また、このライダーを活かしたSLAM技術により、基本的に非GPS環境となる屋内・狭小空間においても、抜群の飛行安定性を実現します。
ELIOS3の装備④「球体ガード」
全方向の球体ガードを装備していることで、壁面などにぶつかっても墜落せず、飛行を継続することができます。管渠や設備内部の狭い所を飛行する関係上、通常のドローンのようにプロペラがむき出しの状態では、障害物などにぶつかった時、すぐに墜落してしまいます。ELIOS3は、プロペラ側面を外に出さない機体形状に加え、全方向の球体ガードを装備することで、障害物にぶつかっても大丈夫なのはもちろんのこと、ぶつかりながら進んでいくこともできます。
ELIOS3の装備⑤「電波延長ケーブル」
人が入れない場所を飛ぶことが求められる機体なので、送信機からの電波が届かない環境で飛行することも多いです。そんなときに、パイロットが送信機を持って飛行空間に入って行かなくてはならないのでは、意味がありません。ELIOS3にはレンジエクステンダーという電波延長ケーブルがあり、送信機につないだレンジエクステンダーの先端部分を飛行エリアへ投入することで、安定的な電波供給を行います。これによって、人は安全な場所からドローンを飛行させることができます。
以上、ELIOS3の装備についての紹介でした。
続いて、弊社が直近で取り組んだ事例二つをご紹介します。
①煙突点検
工場の煙突内部を点検させていだきました。煙突はELIOS3の得意案件です。煙突内側のスクリーニング撮影を実施し、状態の確認を行いました。約35ｍの煙突で内側を四分割して撮影し、その後、依頼者様の気になる箇所を集中的に撮影して２時間ほどで終えました。
②埋設管内部調査
人が立ち入れない埋設管内部調査のお手伝いをさせていただきました。一度も人が立ち入ったことがないらしく、ELIOS3にうってつけの案件でした。内部の映像を安全上行ける限界まで飛行して撮影するのが目的の一つ。もう一つは、埋設管が地上のどの辺りを通っているのか、明らかにすること。ELIOS3には、ライダーが装備されているので、そうしたことも可能なのです。
具体的には、管内の撮影と同時に取得した点群データと、それとは別に地上で点群データの取得を行い、それら二つの点群データを重ね合わせることで、地下を含めた３Dマップを作成するというものでした。
管内の状態から、想定よりも短距離の飛行しかできませんでしたが、点群データの合成により、管の延長方向を割り出すことに成功しました。
いかがでしたでしょうか。
人が入れない場所、狭い場所、危険な場所、そういった場所の調査や点検にお困りでしたら、是非弊社にお問い合わせください。
まずはご相談だけでもお気軽にどうぞ！
